2014年10月07日

イエスマンが会社を去るとき

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前回、文書化コンサルタントの開米さんから、こんな質問をされたところでした。

開米:社長に対してなんでもハイハイと従う、まあ率直に言ってしまえば「ダメなイエスマン」でも、社長が有能だったら役に立つときもあるわけですよね。ずっとそのままでは困るけれど。でもその「ずっと引きずられちゃ困る」という、社長に対するイエスマン、現場に対するノーマンの感覚を引きずったまま役職を得ちゃって、あげくに抵抗勢力化して現場から「あいつ使えねえ」と言われているような、そんな人って何とかなるものなんでしょうか。変身できた事例ってありますか?

庄司:いやあ・・・・私が直接関わった範囲では、ないですね・・・・

開米:ない、ですか。それはその、希望が持てない話ですねえ

庄司:はは、ただ、会社としては希望は持てるんですよ。というのは、そういう抵抗勢力化している人って、会社が変わろうとしている時にはだいたい辞めちゃうんです。

開米:辞めちゃう? 辞めさせられる、ではなく?

庄司:辞めちゃう、ですね。辞めさせようとしたわけじゃないのに、なぜか辞めちゃう。そういう例が本当に多いんです。

開米:そういえば以前も聞いたことがありましたね、その話。ああ、これですね
権力関係の中での人への接し方はなかなか変わらない

庄司:そう、それです。上司という権力にあぐらをかいて部下に圧力をかける「強権型マネジメント」に陥っているタイプの人は、辞めちゃうわけです。以前も話しましたけど、リーダーが「ダメな自分」を認められれば活路が開けるんですけどね。

開米:「ダメな自分」を認められれば、周りの誰かが助けてくれる。それが「チーム」になるということ、ですね。

庄司:そうなんです。でも、社長はそれができても、強権型マネジメントしかしてこなかったナンバー2にはできない。

開米:自分で会社を作ってきた社長と、社長からの借り物の権力を振り回してきたナンバー2の違いなんですかね・・・・

庄司:そうですね。ただし、それはあくまでも中小企業の場合なんですよ。中小企業の場合はそういう「威張っているだけで役に立たない」、ダメなイエスマンタイプのナンバー2ってだいたい1人しかいないので、その上と下、つまり社長と現場が一緒に変わろうとすると、居心地が悪くなって辞めてしまいます。

開米:大企業では違う、と?

庄司:違いますね。この話、もともとある大企業さんのマネジャー研修を依頼された時の話題がきっかけでしたが、
なぜ大企業ではイエスマンが出世してしまうのか?
 
庄司:大企業だとそういうタイプの「偉い人」がゾロゾロいるわけですよ。

開米:ゾロゾロいるから、目立たない、と(笑)

庄司:さらに大企業だと、「社長と現場が一緒に変わろうとする」というシチュエーションがなかなかないですから・・・

開米:辞めずに済む、と(笑)

庄司:別な見方をすると、やっぱり大企業にはそういう余裕があるんですよね。役に立たない人も雇っていられる余裕が

開米:イイネ! と言ってみましょうか(笑)

庄司:でも、その分なかなか変われませんからねえ。中小企業なら社長が覚悟を決めるだけで済むような話が、大企業だとそうもいきませんし。永遠にそのままだとやはりどんなに大きくても会社ごと潰れます。

開米:世の中、いいことばかりではないですね。ところで、「社長が覚悟を決める」というのは簡単なことですか?

庄司:・・・じゃあ次はその話をしましょうか

  (さらに続きます)
posted by shouji at 18:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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